△(
イメージ)
継続審査請願審査結果一覧表
△日程第三十五発議第二十
号山形県議会の保有する
個人情報の保護に関する条例の設定について
○議長(
坂本貴美雄議員) 次に、日程第三十五発議第二十
号山形県議会の保有する
個人情報の保護に関する条例の設定についてを議題に供します。〔参照〕
△(
イメージ)発議第20号
○議長(
坂本貴美雄議員) この場合、お諮りいたします。発議第二十号については、
議会運営委員会において
十分検討の上提出された案件でありますので、所定の手続を省略、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、所定の手続を省略、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決に入ります。 お諮りいたします。発議第二十号については、原案のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、発議第二十号は原案のとおり可決されました。
△日程第三十六発議第二十一号及び日程第三十七発議第二十二号の
意見書案二件
○議長(
坂本貴美雄議員) 次に、日程第三十六発議第二十一
号感染症や大
規模災害等の
緊急事態に対応できる
国づくりに向けた議論を求める意見書及び日程第三十七発議第二十二号
電気料金の高騰に対する支援の拡充を求める意見書の
意見書案二件を
一括議題に供します。〔参照〕
△(
イメージ)発議第21号
△(
イメージ)発議第22号
○議長(
坂本貴美雄議員) この場合、お諮りいたします。これら
意見書案は、
議会運営委員会及び
商工労働観光常任委員会において
十分検討の上提出された案件でありますので、説明及び質疑を省略、討論に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、説明及び質疑を省略、討論に入ることに決定いたしました。 これより討論に入ります。 この場合、討論の通告がありますので発言を許可いたします。 十一番関徹議員。
◆11番(関徹議員) 日本共産党県議団を代表して、発議第二十一号について反対の討論を行います。
意見書案は、
新型コロナや大規模自然災害等の
緊急事態に対応するための施策と法整備、憲法の在り方について、国会での議論、国民的議論喚起を求めるものです。具体的な内容は何も書かれていませんが、これが採択されれば、国政の争点となっている
緊急事態条項創設の検討促進という意味を持つものとなります。 この間、衆参両院の憲法審査会で改憲派が主張している内容は、国会の機能の維持、国会議員の任期延長、内閣の緊急政令、緊急財政処分などですが、審査会に招致された専門家からは、極度の権力集中による政府の権力濫用、人権の制限など重大な危険性に関わる見解、条項を創設する必要性への疑問が呈されています。世論調査に出ている
緊急事態条項創設を是とする声は、創設がもたらすこうした危険性が具体的に知らされていないという状況を示しています。 緊急時に必要な施策と法制度が整えられるべきことは当然ですが、
新型コロナ感染拡大で問われていることは、かねてから指摘されてきた新型感染症への備えを放置してきた政府の長年の怠慢であり、医療、介護、福祉、保健所などの逼迫をはじめ中小企業、農林水産業、文化芸術活動などなどあらゆる分野に広がる危機を打開する具体的な施策です。現行法制度の下でなし得る努力をちゃんと行うことをこそ国民は期待しているのであります。 大規模自然災害については、日弁連が戦後最大の災害である東日本大震災被災自治体首長に行ったヒアリングやアンケートで「市町村に主導的な権限を与え、国は後方支援をしてほしい」と、政府に権限を集中させようとする
緊急事態条項とは真逆の対応を求める声が九二%、「憲法が災害対策の障害にならなかった」という回答が九六%に達していることを直視すべきではないでしょうか。防災対策でも具体的な防災まちづくりを急いで進めることが必要です。 昨年、自民党の当時の政調会長が
緊急事態条項について「コロナをチャンスとして捉えるべき」と述べて世論の大きな批判を浴びましたが、現実の問題を解決する上での必要性がない中で
緊急事態条項の危険性に目をつぶって憲法の在り方を議論せよという主張は、ただ九条も含む憲法改正を促進することにしかなりません。 以上の点から本
意見書案には反対であることを申し上げて討論とします。
○議長(
坂本貴美雄議員) 十九番
渋間佳寿美議員。
◆19番(
渋間佳寿美議員) 民主主義とは何か。なかなか難しい概念であります。ただ、その反対を考えるとわかりやすくなります。民主主義の反対は独裁です。独裁とは、議論することを忌み嫌い、議論することを極力遠ざけ、一人あるいは少数で物事を決めるやり方であります。 このたびの発議第二十一号は、感染症や大規模災害から国民の生命、生活、財産を守ることを目的とし、その議論を喚起、その議論を促進、その議論を求めるものであり、至極当然の話であります。しかるに、その議論すらするなということであれば、独裁を許す道であり、断じて容認できるものではありません。 民主主義を標榜する議員各位におかれましては、この国民
緊急事態から国民を守るというその議論をしてくださいという発議第二十一号に御賛同賜りますようお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。
○議長(
坂本貴美雄議員) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、発議第二十一
号感染症や大
規模災害等の
緊急事態に対応できる
国づくりに向けた議論を求める
意見書案を採決いたします。 お諮りいたします。発議第二十一号については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
坂本貴美雄議員) 起立多数であります。よって、発議第二十一号は原案のとおり可決されました。 次に、発議第二十二号
電気料金の高騰に対する支援の拡充を求める
意見書案を採決いたします。 お諮りいたします。発議第二十二号については、原案のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、発議第二十二号は原案のとおり可決されました。 なお、可決されました意見書の字句の整理は私に御一任願います。
○議長(
坂本貴美雄議員) 以上をもって今期定例会の議事は全部終わりました。 十二月定例会を閉じるに当たり御挨拶を申し上げます。 本年を振り返りますと、一昨年、昨年に続き
新型コロナウイルスと対峙する一年でありました。年明けから
新型コロナのオミクロン株が猛威を振るい、八月には感染者数が全国で過去最多となる第七波に見舞われました。現在も第七波を超えるとされる第八波の渦中にあり、この間、高い緊張感を持って
新型コロナ対策に従事してこられた医療関係者をはじめとする皆様に改めて感謝を申し上げます。 一方で、本年は、感染防止対策と社会経済活動の両立への動きが顕著に見られた年でもありました。山形花笠まつりや新庄まつりが三年ぶりに本格開催されるなど、県内各地において様々なイベントが開催され、さらに、延期していた「山の日」全国大会も、満を持して盛大に開催されました。こうした社会経済活動の再開は、県民一人一人に大きな活力を与えるとともに、県内全域に活気が広がる好循環が生まれるものと確信しております。 また、本年は、東北中央自動車道東根北インターチェンジ-村山本飯田インターチェンジ間や新庄鮭川インターチェンジ-新庄真室川インターチェンジ間が開通し、最上地域と首都圏が高速道路で直結いたしました。これらの開通は、本県の交流人口の増加や地域産業の振興に寄与することはもとより、救急搬送の迅速化による県民の安全安心な暮らしの実現や県民生活における利便性の向上など、多くの効果をもたらすものと期待をいたしております。 さらに、山形新幹線米沢トンネル・仮称についても、JR東日本と
整備計画の推進に関する覚書を交わすなど、早期実現に向けた取組が着実に進められたところであります。 県議会といたしましても、高速交通網の一層の整備促進に向けて、県民一丸となった取組に力を尽くしてまいります。 さて、こうした明るい話題の一方で、八月には、本県初となる大雨特別警報が発令され、大雨による甚大な被害を受けました。この八月三日からの大雨による災害は、いまだ一名の方が行方不明となっており、一刻も早い発見を心からお祈り申し上げます。 また、被害額は、河川・道路や農林水産を中心に過去最大となりました。執行部においては、速やかに応急復旧対策に取り組むとともに、被災者の生活再建に向けた県独自の支援策を創設するなど、被災者に寄り添った支援を行ったところであります。 県議会においても、提案された過去最大規模の補正
予算に対して、慎重かつ丁寧な議論を尽くすとともに、建設及び
農林水産常任委員会において緊急の現地調査を実施し、政府に対し支援の充実強化などを求める意見書を提出いたしました。 近年の気象災害は、これまでになく頻発化・激甚化しております。県民の命と生活を守るため、県議会としても、県民の負託に応え、覚悟を新たに取り組んでまいります。 また、本年は、ロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮による度重なる弾道ミサイルの発射など国際情勢が緊迫した一年でもありました。こうした行為は国際社会の平和と安全を著しく損なう暴挙であり、県議会としても、これらの行為に断固抗議する決議を全会一致で可決したところであります。 国際情勢の緊張に端を発した原油価格・物価の高騰や歴史的な円安ドル高の為替相場により、県民の生活に加え、農業や中小企業の経営等が圧迫される状況にもなっております。
コロナ禍を耐え忍び、ようやく光が差し始めた現在の動きを停滞させないよう、引き続き適時適切な対策に執行部と連携してしっかりと取り組んでまいる所存です。 最後に、議員並びに執行部の皆様におかれましては、時節柄なお一層御自愛いただき、よい年を迎えられますことを祈念申し上げ、挨拶といたします。 以上をもって令和四年
山形県議会十二月定例会を閉会いたします。 午後零時十三分 閉会議長 坂本貴美雄会議録署名議員 青柳安展同 矢吹栄修同 渡辺ゆり子...